融資受けるために、 事業計画書を書く という作業それ自体が、
実は、事業に対する考えを整理 するための重要なツールになっていると感じています。
当事務所での事業計画書作成のやり方は、「審査を通す」という目標のもと、
事業を始めた動機や経緯、経歴などお客様自身に関することに加えて、
市場や競合の調査などを行い、それらを文章としてまとめていくことを基本形としています。
その過程で様々な情報を混ぜながら考えて行くと、
事業について今まで気がつかなかった側面が見えてくることがあります。
また、売上や経費を数字として出し、表の形で集計していくと、その数字が実績に基づいたものであっても、予測に基づいたものであっても、
事業全体の規模感 のようなものがつかめてくると言えます。
文章と数字をまとめ上げるという一連の作業を通じ、今までつながっていなかった点や線がつながり、
事業全体に関する考えが整理されてくる、ということかと思います。
作り上げた計画書も大事なものではありますが、
他人(審査の人)に見せるため、書類を 真剣に 時に 必死に 作り上げる、
そのプロセスが実はとっても重要なことなのかも知れません。
そして、それが事業計画書を作るということに対する大きなメリットと考えています。