企業概要書(IM:Information Memorandum)とは、
秘密保持契約(NDA)を締結した買い手候補企業に対して開示される、対象企業の詳細な情報をまとめた資料です。
ノンネームシート(匿名情報)で初期検討を行い、「さらに詳しく検討したい」と希望する買い手企業に対し、
自社の事業内容、財務状況、組織体制、将来性などを具体的に伝えることで、
「自社の価値と魅力を理解してもらうためのプレゼン資料」 となります。
この資料の内容によって、最終的な譲渡価格や成約の可否に大きく影響すると言えます。
会社が「どのような事業を行い、どのような強みを持っているか」という全体像を伝えます。
・事業内容・ビジネスモデル: 商品・サービスの流れ、商流、主要取引先など。
・沿革: 創業からの歴史、成長の変遷、過去の重要な出来事。
・強み・特徴: 他社との差別化要因、独自の技術やノウハウ、許認可など。
経営の意思決定権や、株式の権利関係を明確にします。
・株主構成: 株式の保有比率、親族内・親族外株主の状況。
・役員構成: 経営陣の経歴、役割分担、年齢。
・関係会社: 子会社や関連会社がある場合、その資本関係と取引内容。
組織の実態を詳細に記載します。
・組織図: 指揮命令系統、部門ごとの役割。
・人員構成: 年齢層、勤続年数、雇用形態(正社員・パート等)の別。
・労務環境: キーマンの有無、有資格者数、給与水準や就業規則の状況。
事業運営に必要な設備や不動産などの資産状況をリストアップします。
・事業所・不動産: 本社、工場、店舗等の立地、規模、所有か賃貸かの別。
・設備・機械: 主要設備のスペック、稼働状況、リース契約の有無。
・その他資産: 車両運搬具、知的財産権(特許・商標)など。